詩人になりたい。

私はポエムを書きます。

自己顕示欲と承認欲求とオタクの話

僕は良くも悪くも自分のことが大好きなので,オタクにはなれない.

良くも悪くも.

良い点としては,自分のことが好きだから自分を認めてあげらるし,他人からの承認がなくても生きていける.自己顕示欲と承認欲求が少ない.

悪いことも多い.自分が一番好きなので他のものや人をあんまり好きにならない.自分のことよりも他の人を優先して考えることができない.良い彼氏にはなれない.彼女の為に自分を犠牲にして何かをしてあげるとか絶対しない.というかそもそもそんなに好きにならない.自分の方が好きだから.ヒロイズムに酔ってでもない限り自己犠牲とは対極にある.キリスト教徒にはなれません.だからクリスマスとか嫌いなのかもね.

 

とにかく,そういった理由でオタクにはなれない.

だいたい,他人の作ったコンテンツ(ゲーム,漫画,アニメ,音楽,アイドル)を追いかけて,それ自体を自身のアイデンティティに感じることなんて絶対にありえない.面白いと思うし,すごいと思ったり,尊敬したりする.でもそれ以上は無理だ.アイドルのSNSの周りにいるオタクなんか,アイドルに存在を認知されることを一種のステータスに感じるらしい.アイドルに認められて,オタク仲間にマウンティングして嬉しいらしい.全然理解できん.

 

オタク = 隠キャていうのはそういう理由で成り立つ図式なんだと思う.

自分を肯定できないから,愛が有り余ってコンテンツに向かう.そのなかで承認欲求と自己顕示欲を満たすんだ.そうやって自己を確立する.だからオタクになるんだろうね.

まあ,僕はオタクじゃなくても隠キャですけど.

 

でもね,自分勝手でも自己中でもないと思うんですよ.僕は,あたりまえだけど他人に気分を害されるのが嫌いで,人の怒りとか悲しみとか不快感とかそういったネガティブな感情がすごく嫌いだ.自分の周りの人にがネガティブな気持ちになっているのが耐えられない.身近な人という意味でなく,たまたま同じ電車に乗り合わせた人とか同じ店でラーメン食ってる客も含めて,その感情の矛先が自分に向いていなくともネガティブな感情が存在しているという状況がもう嫌だ.だから,そうならないように気を遣って生きている.周りの人が嫌な気持ちにならないように気をつけている.それは他人を思っての行為ではない.紛れもなく自分が気持ちよく生きていく為にそうしているだけだ.完全なる偽善.でも,周りからは優しくていい奴だと思われている.

 

心の底から全人類が楽しく幸せに暮らせますようにと願っている.

だって,そうなったら自分がとても幸せに生きていけるから.

これも偽善.